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2010年2月10日

Webでの訴求効果

お客様と Webサイト構築に向けての打ち合わせをする時に、企業側とユーザー側の視点の違いについてよくお話します。
訪問ユーザーが求めている情報と、企業側が発信したい・獲得したい情報には少なからず差異があるからです。

現代ではデジタル社会の発展で、ユーザーの「知りたい」という欲求にはインターネットが容易に応えてくれます。
目的に辿り着くために多くのユーザーは検索エンジンを利用し、より的確な「答え」を求めてネット上を回遊しています。

その中で、より高い集客効果をWebサイトに求めるのは当然のことですが、
インターネット上には、既に数多の情報が氾濫しています。
たとえば、新商品の宣伝を幾らサイト上でしたとしても、
それが購入やお問い合わせというコンバージョンにはすぐに結びつきません。
ユーザーはインターネットで情報を模索すると同時に、それが正確なのか精査しているからです。

口コミサイトやQ&Aサイト、blogなどの普及により、
企業の宣伝以上にユーザーは一般消費者の意見や感想を信頼するようになりました。
しかも昨今増加する一部の不祥事も手伝い、いよいよユーザーの警戒心は強まっています。

では、Webを利用した集客なんて不可能じゃないか。

と言われてしまいそうですが、そんなことは勿論ありません。
あらゆるところで情報交換を行うユーザーは確かに手ごわいですが、
裏を返せば、それだけインターネット利用人口が多いということになります。
ターゲットとするユーザーがインターネット上にいるならば、その心を掴む方法は必ずあるのです。

例えば、SONYがハンディカムの宣伝のために立ち上げたキャンペーンサイト。
これは子供が大人に成長するまでの過程を見つめることができるという企画で、
ユーザーはWeb上で撮影の疑似体験ができる。
多くの人に訪れるであろう一時を体験することで、SONYが数年前から打ち出してきた、
「毎日がスペシャル」というテーマを如実に表現することに成功しました。

広告では決してその商品の魅力を伝えるだけが目的ではなく、数多くの人々の共感を呼ぶことが重要です。
本でもドラマでも、有り得ないシチュエーションの連続よりも、日常的な場面やふとした一言が
心に残る、ということはあると思います。
そうした何気ない一瞬が、ユーザーの心を惹きつける要因になったりもするのです。

SONYのハンディカムの場合、この共感と体験を喚起したキャンペーンは
多くのblogで取り上げられ、テレビなどのメディアにも特集された結果、
幅広く周知されることとなりました。
このように口コミは成功へ導いてくれる鍵となることも多くあります。

Webサイトでお悩みのことは多くあるかと思いますが、少しでもお力になれるよう
日々、新しい発見をしていきたい、と考えているのでした。